モーリス W-20 修理

お客さま預かりのW-20です。
お待たせしております、すみません。

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ペグの部品欠品破損、ナットカケ、サドル紛失、エンドピン破損、

ネックのやや元起きとソリ、そのままでは弾けない状態 ですが、

学生時代の思い出のギターで弾けるようにとの事でした。

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錆びた弦を外し、ペグを全部撤去しました。

新しいGOTO製のペグに交換します。

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取り付け穴径が合わないので、広げます。

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新しいペグを取り付け

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前の取り付け穴を埋めます。

まだタッチアップはしていません。

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ゴトーのSGM 20 ペグ

しっかりしています。

次に牛骨 でナットとサドルを作ります。

ナットから

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弦溝が割れてしまっています。

牛骨ブロックから削り出します。

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ちょっとずつ削って形を合わせます。

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割愛していますが結構形状複雑で調子にのってガンガン削らない

ようにします。

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サドルも同様に

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弦を張って、ナットサドル共、適正状態に削って調整します。

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サドルはオクターブピッチも見ながら削ります。

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ネック調整もしながら、弦高みて弾き易く設定しました。

W20


TOPに塗装の白濁はありますが、しっかり張りのある音します。

お待たせしてすみませんでした。