Takamine PT-106 修理

いつもお世話になっています石川先生のギターお預かりしました。

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弦交換と点検ですが、

アンプにつないでみると音がでません・・・

電池を確認すると

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電池がありません。

新しい電池に入れ替えて・・・

やっぱり動きません。

電池BOXをごそごそ動かすとバチッとノイズと共に入ったり、切れたり

どうも電池BOXの接触が悪くなっているようでした。

接点を磨くのは簡単ですが、接点が奥まっているのでしっかりメンテナンス

出来ません。

それとアンプ接続時にBassを上げると「う~ん」と、うなるハムノイズが

気になりましたのでプリアンプを外して点検しました。

このプリアンプはボディーに直接ではなく、取りつけパネルを介して

ついています。

そのパネル側にツメが出ており

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プリアンプにはそのツメが掛かる穴があります。

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なのでマイナスドライバーなんかでサウンドホール側からコゼながら

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外に押し出すと外れます。

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経年の接触などのトラブルもあるので脱着は確認しておくと便利です。


また、規格が共通なので、新しいタイプのプリアンプにのせかえなんかも


楽しいかもしれません。


本体を楽器として長いサイクルで使えるタカミネの良い所です。

BOXを開けて

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基板を外して

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電池接触の電極に腐食がありました。

液漏れが出たみたいで、接触がわるかったので

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ハンダ山盛りしてペーパースリスリの刑にしました。

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プリを組み立て、

気になるハムノイズですが、

サドルのブリッジあたり面を綺麗に擦りました。

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サドルの当たり面が原因の時があります。

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ネックの調整と軽いフレットの擦り合わせをしました。

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ペグのナットは常に振動もしているのでへっ!ってぐらい

緩んでいます。

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チューニングの安定に影響するので大事です。

磨いて完了しました。

Takamine

ギター、楽しんでくださいね[E:shine]