ヤマハ FG-110 修理

お客様預かりの修理です。

若い頃に購入したもので、また、ギターを弾きだしたので

修理したいとの事でした。

ブリッジ周辺が弦のテンションで膨れて上がっています。

Fg110


サドルは限界まで削られてそれでも12フレット6弦4mm、1弦3mmあたり

で弾き難い感じです。

1弦は既にサドルに載っておらず、正確な弦長もでておらず

チューニングも合わないです。

ブリッジのエンドピン周辺を削り、弦がサドルへちゃんと乗るように削りました。

Fg110_1_2

ピックガードも剥がれていたので剥がして接着し直しました。

鍋で煮て接着剤を剥がし、

Fg110_5


クランプで板に挟み、癖を直して、

Fg110_6

ボディーの接着剤もミニアイロンを使いながら

Fg110_3


ハナ○ソみたいに・・・


ピックガードを再接着してブリッジもマホカラーで塗装。

Fg110_8


弦を張り完成しました。

Fg110_9


ネックもほぼまっすぐで、調整後、12フレット 6弦 2.5mm、1弦 2.0mm

と、かなり弾き易い状態になりました。

赤ラベルのFG110は1967年の4月から生産されており、

丁度、僕と同じぐらいのくたびれかたで親近感がわきました[E:shine]

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